世界人口の推移予測
2020年代に突入し、世界の人口は78億人を超えた。
この人口増加トレンドは一体どこまで増えていくのだろうか。
国連が2019年に公表した予測では、2100年に109億人でピークに達する。しかし、各国の専門家からは、人口減は更に早まる予測が相次いでいる。
米ワシントン大の研究チームは2020年、人口のピークは2064年の97億人で、2100年には88億人まで減少すると試算した。
人口減少に向かう最大の理由は、先進国に加え、多くの途上国、特にアフリカで女性が産む子供の数が予想以上の速さで減っている要因があげられている。その背景には、女性の社会進出に伴う教育や避妊の知識の普及があと言われている。
資源の枯渇問題や環境破壊問題・地球温暖化など、地球上の人口が減ること自体は良い側面もあるかもしれないが、人口減少の影響を大きく受ける国単位で見れば、国の活力低下や社会保障制度の維持などに大きく影響するのは間違いない。