ウォーレン・バフェット
バークシャー・ハサウェイ会長 アメリカ合衆国の投資家、経営者、資産家、慈善家である。 世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務める。大統領自由勲章を受章している。卓越した投資手法から「オマハの賢人」と称される人物である。
「第1ルール、損しないこと。第2ルール、第1ルールを忘れるな」 「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」 “将来の生産性ではなく将来の価格変動を当てにしているとしたら、 それは投機というものだ” “我々が歴史から学ぶべきなのは、 人々が歴史から学ばないという事実だ” “買うのは企業、株ではない” “他人が貪欲になっているときは恐る恐る。 周りが怖がっているときは貪欲に” “喜んで10年間株を持ち続ける気持ちがないのなら、 たった10分間でも株を持とうなどと考えるべきですらない” “ 幸運な1%として生まれた人間は、 残りの99%の人間のことを考える義務がある” “投資は力仕事ではない。 人一倍、読み、考えなくてはいけない” “大事なのは、自分が好きなことを飛びきり上手にやること。 お金は副産物にすぎない” 1. 「我々は、マクロ経済のイベントに対する懸念がピークに達したときに、最高の買い物をするものだ。恐怖は、流行に流される人にとっては敵だが、ファンダメンタリストにとっては友である」(1994年) 2.「この2年間の混乱の中で、我々は多くの資金を投入してきた。投資家にとって理想的な時期だった。恐怖の風潮は投資家の最良の友だ。解説者が明るい話をするときだけに投資する人は、意味のない安心のために大きな代償を払うことになるだろう」(2009年) 3.「このような恐ろしい時期には2つのことを忘れてはならない。第1に、広く行き渡った恐怖は投資家の友である。掘り出し物が見つかるからだ。第2に、個人的な恐怖はあなたの敵であり、それは杞憂に終わるだろう。不必要な高いコストをかけずに、大規模で財政基盤が堅実なアメリカ企業の株式を長期にわたって保有する投資家は、ほぼ間違いなくうまくいくだろう」(2016年) 4.「『フラッシュ・クラッシュ(瞬間的な暴落)』のような市場の極端な変動が投資家に与えるダメージは、移り気で口うるさい隣人が私の農場への投資にケチをつける程度でしかない。実のところ、市場の暴落は本物の投資家にとって恩恵になることもある。ただし、価格が価値から大きく外れたときに資金が残っていることが条件だ。投資において恐怖の風潮は友であり、熱狂は敵である」(2013年) 5.「市場は概して合理的だが、時折、狂気の沙汰を起こす。そのときにチャンスをつかむには優れた知性も、経済学の学位も、アルファやベータといったウォール街の専門用語に精通する必要もない。投資家に必要なのは大衆の恐怖や熱狂を無視し、いくつかのシンプルなファンダメンタルズに集中する能力だ。また一定期間、創造性が欠けているように見えたり、さらには愚かにすら見えたとしても、それを厭わないことも重要だ」(2017年) 6.「『恐怖』に弱い人もいる。これはウイルスのようなもので、ある人には他の人よりもはるかに猛烈な勢いで襲ってくる。心理的に対処できる人もいるが、それができない人は買うタイミングと売るタイミングを間違えることがあるため、株を持つべきではない」(2020年) 7.「繰り返し流行している恐怖と貪欲という極めて感染しやすい2つの病は、投資の世界で永遠に発生し続けるだろう。これらの伝染病がいつ発生するのかは予測不可能だ。そして、それによって引き起こされる市場の異変も、その期間や程度を含めて同様に予測できない。だからこそ、いずれの病についてもその発生や消滅の予測をするつもりはない。我々の目標はもっと控えめなもので、他の人々が貪欲であるときに恐れ、他の人々が恐れているときに貪欲であろうとしているだけだ」(1986年)