木曜日, 1月 15, 2026

【コラム】無駄に見える時間こそ、経営の核心

1. 無駄な時間を一緒に過ごすという「経営の技術」

経営の世界では、企画立案や会議、ミーティングよりも、「一緒に過ごす時間」がその後の結果を左右することがある。
それは、単なる飲み会や雑談のような“無駄に見える時間”。
しかし、この「無駄」に見える瞬間こそ、信頼の土台を築く時間である。
言葉にできない温度感や価値観の擦り合わせは、資料の上では生まれない。
「時間を共有できる相手かどうか」— これが、経営の現場での最大の見極めである。

2. チームづくりは経営の「肝」

どれほど理念が立派でも、チームが機能しなければ会社は動かない。
一人のカリスマよりも、信頼で結ばれた数人のチームの方が、現場では圧倒的に強い。
経営は“個”の戦いではなく、“連”の戦いである。
互いの弱点を補い合い、誰が表に立つべきかを即座に判断できるチーム。
それを築くためには、前述の「無駄な時間」が欠かせない。
共に笑い、時に沈黙を共有しながら、チームの呼吸が揃っていく。

3. 「命を賭ける」覚悟

経営者にとって「命を賭ける」とは、比喩ではない。
自らの信念、地域の未来、そして社員、株主、取引先、関係者に対して、逃げない覚悟を持つことだ。
目先のイメージだけを得るための言葉ではなく、責任を取る覚悟の言葉を語れるか。
命を賭けるとは、利害を超えて自らを捧げるということ。
その姿勢が、最終的に人を動かし、社会を変える力になる。

4. 人脈づくりは「数」ではなく「深さ」

経営者は多くの人に会う。だが「広さ」よりも「深さ」が問われる。
名刺を何百枚集めても、いざという時に本気で動いてくれる人は限られている。
人脈とは「利害関係」ではなく「信頼関係」のネットワーク。
その信頼を育てるには、またしても“無駄な時間”が必要になる。
だからこそ、最も成果を出す経営者ほど、「忙しそうで無駄なことをしている」ように見えるのだ。

5. まとめ:経営の本質は「時間の使い方」にある

効率や合理性だけでは、魂は伝わらない。
「無駄な時間を共にできる仲間」がいてこそ、信頼と覚悟が育ち、命を懸けた行動が生まれる。
経営とは、数字だけでは測れない「人の温度」を扱う仕事である。
だからこそ、経営者には —
“無駄を恐れず、時間を共に生きる仲間”
が求められている。

【筆者】 編集部スペシャル
INVESTOR PRESS 編集部

資本家 / 政策プランナー / 官民連携スペシャリスト / データサイエンティスト など

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